正直さを武器にする

実は2000年頃から「水曜どうでしょう」のファンである私。
初めて見た時の衝撃は忘れられません。
無名の大泉洋と事務所の社長であるミスターこと鈴井氏の距離感。
落語家のような藤村ディレクターのツッコミ。そして、それらを邪魔しない嬉野ディレクターの影の薄さ。
この4人のバランスと愛情のこもった悪口大会という世界観が大好きでした。
そんな「水曜どうでしょう」も今年で20周年だそうです。
嬉野ディレクターは、20年続く秘訣について
「自分にウソをつかない」
ことを上げていました。
インタビューでは
「変えちゃいけないのは、自分に正直なところ。本当に面白いから笑う。
本当に面白く思ってないのに笑ってみるとか、自分にウソつくのはやってはいけない」
ということを言っています。
ずっと見てきたので、紆余曲折があってここにたどり着いたことは何となく想像できます。
人気番組になってくると、顧客が何を求めているのかわかってくるもの。
そうすると、わかっていてもちょっと過剰になってきます。
しかし、そういうスケベ心は見透かされる。
「よくわからないけれど、つまらない」
「なんかわからないけど、やめておいた方がよさそうだ」
こういう言葉にできない感覚で、人は離れていくのです。
これはビジネスでも同じ。
自分だけ得しようとか、ごまかそうという心は
相手に見透かされているのです。
これは、情報過多の社会になったことが大きな要因だと思います。
情報が多くなってきたから、人は情報にリーチしなくなる。
すると、今まであまり気にしなかったコトに目が行くようになる。
結果、人の感情とか思考に敏感になってきているのだと。
こういう時代の生き方は「正直さを武器にすること」です。
よく見せようとか、上手くやろうとしない。
自分の心に素直に反応すること。
でも、正直であることというのは同時に苦しいことでもあります。
逃げ場がなくなる。
もし、自分の正直さを否定されたら・・・
それはとてもつらいことです。
しかし、傷つくのを恐れると、どんどん生きづらくなっていきます。
「正直に生きる」
これが正しい道であることは、水曜どうでしょうが証明しているように思います。

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