まぐれはない

東京オリンピック、終わっちゃいましたね。
今回のオリンピックのベスト3をあげるとしたら、
女子バスケ、ソフトボール、ゴルフ女子ですかね(卓球混合ダブルスもよかったんですが・・・)。
中でも女子バスケは感動しました。
前回のメルマガで男子バスケの可能性について書きましたが、それを女子は実現してくれたと思います。ガードの町田選手が中に切り込んで数的有利をつくり、3ポイントで得点するというパターン。そして二人がかりでのディフェンスで相手にプレッシャーをかけ、点を取られてもすぐにボールを相手コートまで運ぶことで相手の体力を奪う。小さいチームが勝つ方法のお手本のようなプレーをしてくれました。
これを実現するためには相当なスタミナが必要です。
学生時代、このスタイルでやったことありますが5分が限界でした。
トム・ホーバス監督は言っています。
「私たちは40分間走り続け、しかもシュートの精度が落ちないよう、誰にも負けないハードな練習をしてきました。」
彼は元NBAプレイヤーでアメリカでも教えたことがあるそうです。
試合後、日本選手とアメリカ選手の違いについて質問された彼は
「これだけハードなトレーニングをアメリカでやろうとしてもできない。彼女たちは素晴らしい」
と話していました。
今回のオリンピックを振り返ってみて感じたことは、番狂わせが少ない大会だったということです。
一発勝負の世界ですから、もちろん運不運はあります。
ただ、そういう”まぐれ”が少ない大会だったのではないかと感じるのです。
どの競技も差がなくなってきています。
理由の一つにITや映像の進化により、情報格差がなくなってきたことがあげられます。
だから勝つ時はいつも僅差。
この勝敗の差はどこから生じるのでしょうか?
僕は準備の差だと思います。
選手は大会が1年延長されたことで、ピークを持ってくるのが大変だったと思います。
ここの調整の差がそのまま勝敗として表れたように思うんです。
僕たちビジネスの世界でも同じことが起こっていると思います。
どんな商品も品質においてはほとんど差がなくなってきています。
だから、選ばれる・選ばれないというのは実は僅差。
ではどうやれば選ばれる側になるのか?
それは日頃の準備ということになるのでしょうね。
準備といってもいろいろあると思います。SNSでの発言とか、メールとか、挨拶とか、提案とか、クレーム対応とか、教育とか・・・・。
こういう一つ一つの準備の精度が勝敗をわけるんだと感じます。
準備なんて考えたら無限にあるから大変です。
ただ、ここに取り組むことが大切なんだとあたらめて実感させらました。
ARIGATO!東京オリンピック。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
女子バスケで活躍した町田選手も長岡選手も札幌山の手高校出身。
恩師がウィンターカップ決勝でやられた相手なんで好きじゃなかったのですが、
今回大活躍してくれました。よくやった!!
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