判断の基準

経営者になって一番感じたのは、
判断することが多いということでした。
簡単なことから、今後のことを決める大きなことまで
なんでもかんでも決めないといけない。
最初は結構ストレスでした。
それが10年も経つと、それが当たり前になってくるから、
人間ってすごいです。

判断は正しい方がいいに決まっています。
でも、この「正しさ」の基準が人それぞれ。
稲盛さんは、「善悪で考えろ」と教えてくれています。
意味は分かるのですが、
善悪というのは、共通の道徳の上で成り立っている思考なので
なんとなく、しっくり来ていませんでした。

「判断の基準は、自然か、不自然か」
先日、クライアントの社長と話をしている時に
教えてもらったことです。
善悪と似ていますが、
僕はこっちの方がしっくりきます。

●自然さは、柔軟さ、欲に正直、脱力、思いやり、感謝…
●不自然さは、支配、防衛、謙遜、過剰さ、強引、短期的…

僕には、経営の判断をする時に
いつも視点となる考えがあります。
「自分が社員だったら、この会社で頑張ろうと思うかどうか?」
この視点は、不自然さを排除してくれる視点だと感じます。

価値観が多様化している現在。
働き方や環境もどんどん変化していきます。
自然の流れに従った経営スタイルをしていかなければ
従業員全員が幸せになることは難しくなると感じます。

「自然か?不自然か?」
これは判断だけでなく、すべての基準として使える
いい視点だと感じました。
忘れないようにしていきたいです。
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