伊右衛門の福井家から「ビジネスの基本」を学ぶ

11年前の2005年は、会社法が変わり、1円で株式会社ができるようになった時代。
また、ネットが社会に浸透し始め、ネット広告も盛んになり始めた時でした。
新しく会社を始めるなら、こんな絶好の機会はありません。
たまたまですが、そんな時代背景の中、当社は設立しました。
設立当時から、新規獲得に毎月30~50万円ほどをネット広告を使っていました。
今からは考えられないほど新規獲得単価が安く、
誰でも新規客を簡単に増やしていける時代でした。
お客さん側も、ネットで検索すれば今まで体験できなかったサービスが安価に受けれるわけですから、
心理的には、「新しいもの」「安くていいサービス」を欲する傾向が強かったと思います。
しかし、2007年のリーマンショックあたりから人の心理が変わり始め、
2011年の震災で、「目新しいもの」から「信頼できる所との取り引きを重視する」いう傾向が強まります。
そして2016年の現在。
ビジネスの基本は
「紹介」「既存客」「評判」という当たり前のところに戻って来ました。
そう考えると、2000年~2012年までの約12年間が異常だったんだと思います。
私は新規客を簡単に増やせる時代に起業したわけですから、
この「ビジネスの基本」のイメージがずっと掴めずにいました。
何せ、簡単に顧客を増やせるものですから、既存客を育てようなんて思わないわけです。
意識が大きく変わったきっかけは震災だったと思います。
あれから5年経ちますが、会社は「ビジネスの基本」が定着しつつあると感じます。
今回ご紹介したいと思っているのは
伊右衛門で有名な「福井家」の家訓・社是・つもり十訓です。
今後ビジネスをする上で、とても大切なことを言っていると思います。
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▼福井家家訓
無声呼人
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いい仕事をしていれば、勝手に人が集まってくるというものだそうです。
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▼福寿園社是
信用を蓄積しよう
得意先を蓄積しよう
技術を蓄積しよう
人材を蓄積しよう
資本を蓄積しよう
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当たり前のことですが、これを継続していくことはなかなか大変なことです。
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▼つもり十訓
多いつもりで ないのが分別
あるつもりで ないのが財産
ないつもりで あるのが借金
深いつもりで 浅いのが知恵
浅いつもりで 深いのが欲
高いつもりで 低いのが見識
低いつもりで 高いのが腰
儲けるつもりで 損するのが商売
飾るつもりで 剥げるのが嘘
隠すつもりで 顕れるのが悪事
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ちょっと気を抜いたらそうなるなぁ~と感じます。

福井家の家訓・社是・つもり十訓は当社でも取り入れたいと思います。
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