タイムカードと働き方

テレワークの課題として社員の評価のことについて、NHKの番組が取り上げていました。
そこで紹介されたツールは、パソコンのクリック一つで勤務時間が管理できるというもの。
「退席」や「着席」もボタンひとつでできるため、秒単位で記録できるシステムなのですが、これが放送された後にこの会社のTwitterが炎上。
炎上の内容は
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>アイエンター社の監視システム昭和に逆行してて草。これ考えた人本当に仕事できなさそう…。草むしりのボランティアでもやってろ。
>都内のIT関連企業「アイエンター」が非人間的なシステムを導入している会社だということがわかった。
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内容を見ると、ちょっと極端だなと感じます。
労働局ではタイムカードでの管理を義務付けていますから、どうしても時間の把握が必要になります。
また、経営側としてはテレワークで社員の生産性が落ちてないかは気になるところ。
ただ、このやり方は今の雰囲気に合っていないということはわかります。
では、どうやって社員の評価をしていけばいいのでしょうか?
僕はこれからの評価制度は「評判」がベースになるのではないかと思っています。
「あの人は仕事ができる」
「あの人と仕事をしたい」
ということで、評価が決まっていくイメージです。
働き方が自由になってくれば、それを「正確に測る」ということ自体に無理があります。
評価自体がある程度曖昧なものであるという概念にしないと難しいと思うんです。
”そうすると不公平が生じるのではないか?”
そんな不満が出てきそうですが、その心配はありません。
今後の仕事については「相互監視」がベースになります。
一緒に働いている仲間が、お互いを監視するということ。
自分が頑張っているのに、サボっている人がいることを人は許せません。
相互監視という仕組みにしてしまうことで、
短期的には不公平が生じる評価も、長期的には正しいものになってくるはずです。
働き方の自由度が上がった分、責任も増える。
それが今後の働き方。
「昔はね、タイムカードで勤務時間を管理していたんだよ」
なんて言われる時代が来ることでしょう。
そして、タイムカード時代の方がよかったなとなるんでしょうね。
評判が評価になるって、結構大変なことですから。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
師匠に「今は戦時下と同じだ」と言われてハッとしました。
ちょっと甘く考えていたことを反省。
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