Story ディレクター対談

ディレクター対談

7年目嵯峨、4年目前嶋、2年目堂埜のディレクター対談。ディレクターはオールラウンドプレイヤーの集まり。ソフトコミュニケーションズとクライアントをつなぐ重要な接点として、強固な関係性を構築すべく努力し学び続けている。そんな彼女たちのホンネ対談。

嵯峨 知美
2013年 新卒入社
コンサルティング部 係長

前嶋 美樹
2016年 新卒入社
コンサルティング部 主任

堂埜 沙耶香
2018年 新卒入社
コンサルティング部 ディレクター

Q:初めからディレクター志望だった?

嵯峨:堂埜ちゃんは最初からディレクターになりたかったの?

堂埜:いや。きちんとディレクターという仕事を理解していたわけではなかったですね。ただ全体を見られる人になったら楽しいだろうなと思ったんですよね。

前嶋:どういうこと?

堂埜:大学生のとき、地元の酒屋さんがどうやったら繁盛するか?というテーマで、広告をデザインしたのがすごく楽しかったので、そのすべての工程に携われたらいいなって。

前嶋:えーいいね!で、うちの会社に来たんだ!

堂埜:そうなんです。入社してからデザイナー研修と営業研修をしてもらって、今はアシスタントディレクターをやらせてもらっているのですが、2年経ってやっとディレクターの仕事がようやくわかってきました。

前嶋:私も営業とデザイナーの間で仕事をするということは、わかったけど、具体的な仕事内容はわからなかったな~。ともさんは?

嵯峨:私も初めはディレクションってどんな仕事かわかってなかったよ!ただ、大手みたいに誰でもできるような仕事をするんじゃなくて、自分にしかできない仕事をできるようになりたいって思っていたから、そういうのはすぐに実感できたかな。

Q:実際やってみてどう?

前嶋:堂埜ちゃんはディレクターをやってみてどう?

堂埜:思っていたより華やかでは…ない…。(笑)ドラマで出てくるディレクターを想像してたので…。実際はコツコツ地道に頑張ることが多いです。

前嶋:確かにそうだね。私も、はじめはコツコツ地道に仕事をやっていったら、徐々に知識がついていって、そしたら仕事の幅も広がっていたかな。知識や技術は仕事やっていくうちに覚えるから。

嵯峨:私も最初は専門用語とかわからなくて、会話もできないスタートだったよ。初めは専門用語の単語帳とか自分で作って勉強してたけど、仕事をしていくうちに、これは意味がないってわかって。だから、概念を理解するようにしたんだよね。そうすると点と点だったものが紐づいてどんどん面白くなっていったの。

堂埜:嵯峨さんには今、“いろいろなことを知る会”というのを定期的にやってもらっていて、そういう「あ!そういうことか!」っていうのをたくさん経験しました。そのお陰でWEBのことなんて全くわからなかったのですが、最近では社内で聞こえる会話がわかるようになってきました。

嵯峨:まぁ、堂埜ちゃんは理屈ぽいからね!(笑)概念を理解していく方が向いているけど、逆に美樹ちゃんは、一度教えたことは、次にはできるし、自分で点と点の知識を紐づけていけるタイプだから、そういう感じで教えてないよね。

前嶋:そうですね!逆に私は教えてもらうより、量稽古してもらう方が向いているタイプです。先輩方はそういうことも普段の会話などから感じ取って教え方を変えて下さるので、私も見習いたいです。

Q:つらいこと・むずかしいこと・楽しいこと・やりがいは?

嵯峨:堂埜ちゃんは昨年激動の1年だったけど、どうだった?

堂埜:やっぱり私は管理や調整が難しいと感じますね。イレギュラーなことが発生した時に、すぐに切り替えて臨機応変に対応できないと自分のせいで案件が止まっちゃうので。でも、だからこそ納品されたときにやりがいを感じます。自分の指示書を見て、デザイナーさん、コーダーさんが手を動かしてくれて出来上がる。本当に単純に嬉しいです。

前嶋:私でもイレギュラーなことがあると今でも焦ることがあるから大丈夫だよ!

堂埜:前嶋さんレベルでもそうなんですね。ちなみに前嶋さんは入社2年目のときどんなことに苦労されてましたか?

前嶋:最初はデザインの知識がないから、出来上がったデザインが“良いのか悪いのか”がわからなくて、お客様に納得してもらえる落としどころを見つけるのが難しかったな。徐々にお客様の好みがわかってくるから慣れてきたけど、でも結局正解はないんだろうなって。

嵯峨:そうだよね。デザインに正解がないというのが真実だよね。成果が出るもの。次いでお客さんが納得するものにしなきゃいけない。でも、その制作過程を進めていくには、自分の中に「これ」っていう意見がないといけない。自信や知識が無くても、なにか持っていかないとダメ。だからお客様が喜んで成果も出る制作物ができた時の感動はひとしおだよね。

前嶋:ほんとお客様も迷っているから自分も迷っちゃうと、もう負のループですよね。でもこれがハマった時はすごく嬉しいし、それが形になって手元に届くとその嬉しさが倍層します。毎年2回定期的に行ってる案件でさえも納品したときは泣きそうなぐらい嬉しがってます!(笑)

Q:ディレクターとして大切にしていることは?

堂埜:お二人がディレクターとして大切にしていることってありますか?

前嶋:私はディレクターがいてくれると進行がスムーズになる、プラスだと思ってもらえることを意識してるかな。営業がいて制作がいてその間にいるのがディレクター。関わる人が増えるということは伝言ゲームが増える。でもそれを手間だなと思うのではなくて、むしろいることによって楽だなって思ってもらえるようにしているね。

堂埜:私はまだまだ自分が関わることで逆にみんなの負担を増やしてしまっていることが多いなって思っていて…だからせめてみんなが見る資料は誰が見ても、悩まない、わかりやすいように作ることを心がけています。

嵯峨:それは大事なことだよ!そういう視点で考える癖をつけられるといろんな行動が変わっていくから!

前嶋:嵯峨さんの大切にしていること気になるんですけど!

嵯峨:私は、みんなハッピー!でいれるようにすること!(笑)

前嶋:えっ?!(笑)

嵯峨:モノづくりをするときって、みんないろいろ意見があると思うんだけど、どこかにわがままが際立ってしまうと誰かが我慢したり、無理したりしなきゃいけないじゃん?でも、それを唯一調整できるのは、みんなと話している私たちディレクター。だからみんなが”いいね!”って思える、ハッピーでいれるように動いているよ!

前嶋:それはすごい思いますね…。みんなの意見を聞いて、調整するのに口で説明すると認識に違いが埋まれちゃうから、入社してからずっと移動中とかに、WEBサイトの参考とかパンフレットの実績を探して自分の中に引き出しを作る活動は続けてます!

嵯峨:それすごく大切だよね。

Q:どんなひとが向いてる?

嵯峨:負けず嫌いなひと。あとはコミュ力というより嫌われない人かな。お客様や営業さん、デザイナーさん、コーダーさん、プロジェクトに関わるたくさんの人と深く関わっていくから、それぞれの人たちと適切な距離感をもって良好に仕事が進められる人が向いていると思います!でもやる気があれば大丈夫!そういう子は、どんなに失敗してもかわいがります!

前嶋:私は人と話すことが苦じゃない人かな~。いろんな人とたくさんお話しする機会があるので、人と話すことにストレス感じる人は辛いかもしれません。

堂埜:そうですね。私も“ちゃんと人と話せる人”だと思います…。

嵯峨:大丈夫だよ(笑)がんばろう!