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あやしい絵展

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少し前にあやしい絵展に行ってきました

それのちょこっと感想です。


こういう不気味な絵が色々ありました。


ちなみに写真は人魚の絵です。人魚と聞くとディズニーのリトルマーメイドが思い浮かんで「かわいい」「ファンタジー」といったイメージを持ってしまいがちなんですけど、そういえば人魚って怖い話しや伝説も色々とあるんですよね。

人魚のテーマでいくつか絵がありましたがどれも薄暗く不気味で、もちろん匂いなんてしないんですが嫌な生臭さを感じ、それが怖くてよかったです。


これは石童丸物語、または刈萱物語として知られる伝説を主題とした一作だそうです(作品のことはよくわかりませんすみません)

「普段仲の良い妻と側室が基盤を挟みうたた寝をしていたが、障子に映った2人の髪の毛は蛇と化し、互いに噛みつきあうものだった。嫉妬の念に満ちた二人の心の知った夫は出家してしまった。」という話の絵と書いてありました。
に、人間~~~~・・・と思ってとてもよかったです。


展示を見ている間、女性の絵が多いな~と思っていました。
「あやしい」とはまたずれますが日本のホラーでも、幽霊って基本女性のイメージがあります。髪が長くて青白くて…。男性だとしたら、「あやしい男性」って少し女性的な雰囲気が交じるというか。しなやかさが不気味みたいな。「あやしい」って女性的な要素が混じってるのかな~と、そこが発見でした。


などと考えながら回っていると展示の最後の方に「なぜあやしい絵には女性が多く登場するのか?」という考察がありました。そこに「西洋の“宿命の女(ファム・ファタール)”像が流入し、それが日本の美術や文学に影響を及ぼしたため。」という理由があり、いくつかあった中でそこが一番面白いと思いました。



上記で紹介した以外にももちろん色んな展示物があって面白かったです
もうちょっとで終わるっぽいのですが四谷近くに行った時はぜひ



それでは

お元気で



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工藤

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