素敵な発言

GWに見た番組。
「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」の軍艦島特集。
軍艦島について興味はあったのですが、ちゃんと知らなかったので調べてみました。
「軍艦島」
正式名称を端島(はしま)といいます。
長崎県長崎市にある島で、日本海軍の戦艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになったそうです。
軍艦島は元々は320メートル×120メートルの小さな瀬でした。それを6回の埋め立て工事によって約3倍の面積に拡張。岸壁は波から島を守るために高いところでは15メートルもあります。
江戸時代の終わりごろから炭鉱の採掘が始まったようです。明治23年、端島炭鉱の所有者であった鍋島孫太郎が三菱社へ譲渡。ここから会社組織としての炭鉱がはじまります。
坑夫はタコ部屋、地獄部屋などと同じ意味で使われる納屋制度という雇用制度でかなり劣悪な環境で働かされたようです。その後、納屋制度が廃止。1916年には坑夫のための鉄筋コンクリート造の集合住宅「30号」が建設されます。労働は非常にきつく、1日12時間労働の2交代制。労働者には朝鮮人労働者を集団で移入したり、中国人捕虜を強制労働させたりもしていたそうです。
戦後、設備の近代化と労使関係を近代化。労働組合が結成され賃金があがり労働時間も減って転入者も増加。最盛期の人口は1960年の5,267人。これは東京23区の9倍の人口密度に相当します。この頃になると、小中学校・店舗・病院・寺院・映画館・理髪店・美容院・パチンコ屋・雀荘・社交場などもあったようです。後期に行った住民アンケートによると充足度も高かったようです。
時代は石炭から石油へ。1974年に閉山。
2015年、世界文化遺産の構成資産として登録されました。
世界遺産に登録されたのは、島の周りを守るために明治時代に「天川工法」と呼ばれる伝統的な石組で組まれた『護岸』と、端島の地下に広がる端島炭坑の『坑道』の2つ。建物は対象になっていないため、老朽化と廃墟化が進んでいます。
島の98%が非公開なのですが、番組では特別な許可を得て中へ入っていきます。
当時の生活を思わせる建物。今にも崩れそうな集合住宅。
「この情景をみてどう思いますか?」という質問に芦田愛菜が言った言葉。
「崩れない皮肉」
循環していけないことに対する虚しさを感じるというのです。
その当時の生活はもうすでに終わっている。炭坑も閉山している。世の中は循環しているのに、ここだけ循環に争っている。それを皮肉と表現する16歳。脱帽です。
相当の読書家である彼女。
月に20〜30冊くらい本を読んでいるそうです。
中学受験も小6の夏から始めたにも関わらず偏差値70の慶應義塾中学に合格しました。
”地頭が違う” ”思考が深い”
最近思うんです。素敵な発言がしたいなって。
発言って、その人の深みみたいなものが出るじゃないですか。
自己啓発と金儲けの本しか読んでこなかった僕。
ノリで誤魔化してきましたがそれも賞味期限のようです。
素敵な発言の裏にある大量のデータベース。
「まだ間に合う!」
そう思って地道に積み上げていくしかないですね。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
『新・情報7daysニュースキャスター』での伊藤健太郎の発言は酷かったな。
手錠かけられてどうでしたか?という質問に
「冷たかった」って。
バカが透けてみえちゃってますよ。
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