クライマックスシリーズ2024、三浦監督の言葉

幼少期、実家では茶の間の一番目立つところを
読売巨人軍のカレンダーが占領していた。
父に「巨人ファンなの?」と聞くと、かならず「違う」と返ってきた。
今思うと、読売新聞を購読していたから、
その付き合いで毎年購入していたのだと思う。
でも僕はそうやって、少しずつ巨人軍に心を支配されていった。
やはり、毎日目にすると、洗脳されやすいのだなと思う。
途中、野村ID野球に魅了され、ヤクルトに浮気したこともあったが、根は巨人ファンのままであった。
しかしここ最近は、若手の台頭と巨人のあまりの貧弱さに見る気が失せていた。しかし今年、阿部新監督になった巨人は一味違っていた。
前半戦は少し低迷していたが、後半に爆発!
リーグ優勝も果たし、最強ソフトバンクを打ち破って、12年ぶりの日本一になってくれることを信じていた。
クライマックスシリーズは面白い。
短期戦ということもあり、観ていてハラハラする。
選手の集中力も高く、一球一球・一打一打が魂を削るような、いい試合が繰り広げられる。
セ・リーグは、3位のベイスターズが勝ち上がってきた。
楽な相手だと思ったらまさかの3連敗。
後がなくなってから粘りに粘って3勝3敗まで持ち直す。
最終戦、1点を争う好ゲーム。
巨人はあと一本が出ず、逆にベイスターズの牧にしぶとく三遊間を抜かれてしまい力尽きた。
巨人VSソフトバンクの頂上決戦を観たかったが、
ベイスターズに託すことになった。
相手は常勝軍団ソフトバンク。
ペナントレースでの貯金は42という圧倒的王者。
ソフトバンクのチーム年俸は60億。これに対してベイスターズは26億(ちなみに巨人は37億)
これをみただけでも選手層の違いが明らかだ。

初戦・第二戦とベイスターズはあっさり2連敗。
しかも第三戦からはソフトバンクのホームである福岡ドーム。
ホームでの勝率は69%と圧倒的だ。
誰もがソフトバンクが日本一になるだろうと思ったに違いない。
でも野球はわからないものだ。
ソフトバンクがまさかの3連敗。
ペナントレースでもホームでの3連敗はないという。
ベイスターズはあと1勝で日本一。しかもホームの横浜スタジアムに戻ってくるのだ。
最終戦。
ベイスターズが2回に先制するも、4回で4対2。2点差なんてソフトバンク相手だとあってないようなもの。
緊迫した状態が続いたが、ソフトバンクにとってあり得ないミス(フォアボールとデッドボール)が続き、一気に7点を取るビッグイニング。
結果、11対2と大差になったが、点差以上に接戦だったように思う。
優勝インタビューで三浦監督はこう話した。
「勝ち切る覚悟を持って戦った」
振り返ってみると、ベイスターズの試合は1点差が多かった。
ターニングポイントになったのは、巨人との最終戦だという。
ここを勝ち切ったのが大きかったと。
『勝ち切る』という言葉は
「勝ちたい」
「負けたくない」
「全力を出す」
といった、どの言葉よりも強く、勝ちに対する意思を感じる。
「いい勝負だった」
「惜しかった」
「全力を出したがダメだった」
これらは勝ちに対するこだわりが弱いことで生まれた結果ではないだろうか?
そして思う。
僕たちは、『勝ち切る』という意識で仕事をしているだろうか?
「勝ちたい」「負けたくない」
という気持ちでやっていないだろうか?
この意思とこだわりの差が、
結果を大きく左右するのではないだろうか。
『勝ち切る』
三浦監督の言葉を聞いて、
考えを改めなければいけないなと感じた。
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
『勝ち切る覚悟』は8月末、牧が発案してスローガンに掲げたそうです。
選手自らが発案したスローガンがチームのモチベーションを支え、それが勝利に繋がったのでしょう。
選手からスローガンが出てくるチームって素敵ですよね。
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