52歳、通用しない自分と出会う

5月9日に52歳になりました。
なんだか中途半端な年だなと思う。
50歳になったときのような衝撃はない。
あのとき、僕は意識的に自分を追い込もうと決めた。
「このままじゃ、どんどん劣化していく」
そんな感覚に襲われたからだ。
始めたことは3つ。
①ジムに通うこと
ジムには毎週通い続けていて、成果も出ている。
一時期は10キロ近く増えていた体重も、いまはプラス4キロ程度。
しかも筋肉量や代謝が増えたおかげで、身体は軽い。
トレーニングに合わせてお酒の量を減らしたのもよかった。
でも、何より大きかったのは、トレーナーが伴走してくれていることだと思う。
②英語の勉強をやり直すこと
こちらは、なんとか継続中。
毎日オンライン英会話をしてはいるけど、筋トレほど効果を実感できていない。
先生曰く「発音はいい」とのこと。でも「語彙が少ない」とも指摘される。
一日1時間くらいの勉強。
明らかにインプットの時間が足りていないのは分かっているけれど、なかなかやる気が出ない。
伴走してくれる人がいないのも、続かない理由のひとつかもしれない。
③業績を上げること
ここは一番苦戦している。
課題は「新規獲得」。
これまでは既存のお客さんを大切にする経営スタイルだった。
でも新規を獲っていくには、組織の構造そのものを変えなければならない。
そこで事業部を分け、新規獲得専属のチームを作り、僕もその一員として動いている。
まだ大きな成果にはつながっていないけれど、少しずつ芽は出てきている。
そして実感しているのは、「仲間がいるから頑張れる」ということ。
50歳になったとき、
「何も変えなくても、このまま幸せに生きていけるかもしれない」
そう思ったこともあった。
でも僕はその道を選ばなかった。
直感だったけど、きっとそのままでは、幸せが少しずつ先細りしていくと思ったからだ。
新しいことに挑戦するのは、ストレスだ。
うまくいかないことも多い。
なかでも一番つらいのは、“通用しない自分”と向き合わなくてはいけないこと。
この年齢になっても、まだ悔しい思いをするなんて……と思う瞬間もある。
でも、ふと思う。
頑張る“細胞”を、常に刺激しておかなければいけないんじゃないか、と。
トレーニングをすると、根を上げる自分と出会える。
でも、それは「限界まで頑張る」という細胞が、まだ眠っているだけなんじゃないか。
つまり、ショボいのは“今の自分”じゃなくて、“起きてない細胞”なのかもしれない。

英単語もなかなか覚えられない。
それって、本当に「年齢のせい」なんだろうか?
若いころは、もっとインプットの時間があった。
歳をとるにつれ、その時間が減り、”記憶をホールドする細胞”が眠っているだけじゃないのか。

自分を甘やかしてもいいと思う。
でも、細胞は甘やかさない。
そんなふうに考えながら、これからも1歳ずつ歳を重ねていきたい。
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
今回、「ショボイ自分」というテーマで書いてみたのですが、
ショボイの語源を調べたら、
「しょぼくれる(気落ちして元気がない)」から派生した昭和の俗語だそうです。
まさに「おじさん言葉」
気をつけろ!
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