アンコンシャス・バイアス

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【アンコンシャス・バイアス】
日本語では「無意識の偏見」や「無意識の思い込み」と訳されます。
誰もが持っている、自分では気づきにくい偏った見方や考え方のことです。
過去の経験や環境からつくられ、
気づかないうちに他人を判断したり行動を決めたりする原因になります。
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ある勉強会で、こんな質問をされました。
直感的に自分の考え方に近いものを選んでください。
<発言の傾向>
①「寝ずに働いてナンボ」
②「売上がすべて」
③「あいさつができない奴は社会人失格」
④「俺の時代は資金も人脈もゼロで…」という語り
⑤「ビジネスは人生のすべて」
⑥「経営者はみんな人間力がすごい」
⑦「経営はこうあるべき」
僕が当てはまったのは②③⑤⑦でした。
それぞれの裏にあるアンコンシャス・バイアスはこうだそうです。
①24時間働けますか精神
②成果主義・数字主義の極端な信仰
③体育会系の上下関係・礼儀の重視
④武勇伝語り
⑤仕事=自己実現という一本槍の人生観
⑥成功者=人格者という幻想
⑦これが正解型の思考
うん、あるね。ちゃんと僕の中に。
これらの無意識の価値観は、若い世代からはこう映るそうです。
①ブラック思考、ウェルビーイング無視、時代遅れ
②関係性やプロセスの軽視、心理的安全性ゼロ
③縦の文化、無意味な形式主義
④共感されにくく、むしろ自慢に聞こえる
⑤ライフワークバランスや多様性の軽視
⑥権力構造やハラスメントが見えにくくなる
⑦多様性を認めない閉鎖的なリーダー像
つまり僕は、
成果主義でプロセスを軽視し、上下関係や礼儀に厳しく、
多様性を認めにくい「昭和的リーダー」

ということになります。嫌なヤツですね(笑)。
ショックを受けた僕は、女性の先輩経営者に相談しました。
すると彼女はこう言いました。
「自分がそういう考えを持っていると周りに伝えなさい。
そして、もしそういう発言や態度が出たら遠慮なく指摘してほしいと伝えること」
僕は昭和の時代に育ち、部活で上下関係を学び、会社員時代は数字に揉まれ、
起業してから必死に働いてきました。
だから昭和的な価値観が根っこにあるのは仕方ないのかもしれません。
でも、この無意識の偏見は正直嫌いです。
目の前に同じような人がいたらきっとムカつくでしょう。
だからこそ、少しずつでも手放していきたい。
放っておけば、年齢とともに強まってしまう気がするから。
彼女はこうも教えてくれました。
「無意識はすぐに変わらないけれど、意識することはできる。
そうすれば少しずつ変わっていく」と。
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
指摘されたら
「しょうがない、俺ってこういう人間だから」
って無意識で反応しそうです。
老害の初期症状ですね・・・
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