学生起業家に心を打たれた日
2025年10月15日
その東京大会を見に行ってきました。
正直、学生だと思って甘くみていました。
マジで凄かった……
特に1位のビジネスは、「日本を救う」と思えるほどの衝撃でした。
テーマは「アニメのAI翻訳サービス」。
日本のアニメは世界中で人気があります。
でも、その根底を支えているのは、やはり“声優さんの演技力”です。
翻訳はできても、演技のニュアンスまではなかなか再現できない。
その課題をAIで解決しようというのが、彼のビジネスでした。
通常、2時間のアニメを翻訳するのに約2週間かかるそうですが、
この技術を使えば、最短15分でできる。
しかも英語や中国語だけでなく、マイナー言語にも対応しているというのです。
背景には深刻な問題があります。
海外では、翻訳の遅れから“海賊版”が出回り、
日本のアニメ業界に大きな損失をもたらしているそうです。
彼のAI翻訳は、ただ言葉を置き換えるだけではなく、
声優さんの演技の“臨場感”まで再現できる点が優れています。
彼は東大生。
同級生の多くは外資系企業に進む中、
「日本を強くしたい」とこの事業に挑戦しているそうです。
彼が研究している自然言語処理(NLP)の分野、
実は、日本人研究者は世界でもトップレベルなんだそうです。
にもかかわらず、活躍の場は日本国内に少ない。
だから優秀な人ほど海外に流出してしまう——
彼はその現状を危機感をもって語っていました。
「日本のエンタメ産業を、車産業を超える産業にする」
それが彼のミッションだと。
アニメを守り、声優さんの活躍の場を守る。
実際に彼の技術が世界中に広まれば、映画やアニメだけでなく、
ゲームの世界にもつながる。
彼の構想を聞いて、僕は胸が熱くなりました。
そしてそれが夢ではないことは、2025年の任天堂やソニーなど、
エンタメ業界主力9社の時価総額が、
トヨタなど自動車業界9社の時価総額を抜いたことが裏付けられています。
僕らの若い頃は“足りないものを埋めるため”に働いていました。
でも、今の若い世代は「足りている社会」の中で、
“社会の不都合”に目を向けている。
僕たちの世代とは意識の方向がまったく違うのです。
だからこそ、彼らの存在は本当に頼もしい。
でも、今の若い世代は「足りている社会」の中で、
“社会の不都合”に目を向けている。
僕たちの世代とは意識の方向がまったく違うのです。
だからこそ、彼らの存在は本当に頼もしい。
これからは、僕たち先輩経営者が
彼らを支援する側に回るべきだと感じます。
人をつなぎ、資金を出し、アドバイスをする。
それが、僕らにできる最大の社会貢献の形だと。
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
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GSEA東京大会の結果は、
2位「子育て支援の仕組みづくり」
3位「外国人人材と宿泊施設のマッチングサービス」
3位「外国人人材と宿泊施設のマッチングサービス」
というものでした。
いずれも社会課題の解決を軸に、グローバル展開を見据えたもの。
学生たちの発想と実行力に、未来への希望を感じます。
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いずれも社会課題の解決を軸に、グローバル展開を見据えたもの。
学生たちの発想と実行力に、未来への希望を感じます。
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