ゆっくりやることの効果

森美術館で開催されている『レアンドロ・エルリッヒ展』を観に行ってきました。
現代美術は初めての体験。
というか美術館自体、数回しかいったことない。
いろいろ観たい欲求にかられてウロチョロしていると、
今回誘って頂いた方に芸術の観方を教わりました。
彼曰く、
「近くで見るのではなく、少しずつ離れて見ていくといい」
というのです。
なぜかというと、作者は作品を近距離で作っているのではなく、
ある一定の距離感で作品を見て作っている。
だから、その作者が作ったであろう距離感で見るのが一番いいということでした。
そして、作品をゆっくり見ること。
ゆっくり見ていると、最初に見えていなかったことがばっ~と見えてくるそうです。
試しにやってみます。
距離感については、ここだろうなぁ~というところで止まってみます。
すると、何となくですが作品の見え方が違って見えてくる。
しかし、ゆっくり見るというのが難しい。
どうしても次を見たいという欲求にかられてしまう。
最近速読を止めました。
理由は、頭に入ってきていないなぁ~と感じるからです。
逆に今は、学習をゆっくりやって、先に進むということを我慢しています。
(11月1日のメルマガにも英語学習をゆっくりに切り替えたことを書きました)
ゆっくりに切り替えた結果、どうなったか?
自分の穴が見えてきてものすごく嫌な気分になります。
これが嫌で「次へ、次へ」という無意識の思考になっていたんだと思います。
なんでも早く、早くという世の中ですが、
ゆっくりやることの効力は絶大だと思います。
先、先と考えずに、目の前のことにじっくりと取り組んでみる。
自分のダメな部分が見えてきて苦しい作業ですが、
次への課題がとても明確になり、得るものも大きい。
そういえば、ゴルフでもゆっくりスイングするように言われていました。
上手くいかないのでやっていなかったが、
ここに取り組まないと、上達はないんだろうなぁ~。
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