17年前、雑居ビル9坪のオフィスからスタート

創業時のオフィスを知っているのは役員三人しかいない。
2番目のオフィスを知っている人は二人しかいない。
創業地を知っている人は五人しかいなくなった。

2005年3月15日。中野で起業。昨日で丸17年になりました。
二人ではじめた会社が今や27名。オフィスも9坪から80坪に。家賃は20倍。
新宿に引っ越してからの方が長いけど、中野にいた8年間の方が印象が強い。
体育会系みたいなノリで、なんか知らないけどいつもキレてて、
採用もテキトーで、イラストレーターがちょっとできるなら入社って感じで、
会社も結構ブラックで、就業規則も福利厚生もなかった。

人も会社も歩みはさまざま。
その中で、同じはやさで歩んでくれた人と会社が今もお付き合いをしてくれている。
とてもありがたいと思う。

『雑居ビルの小さなオフィスからスタートして今がある』
このことを知ってほしいという思いから、毎年創業地(中野)を巡るイベントをしています。
今やホワイト企業といってもいい当社。
オフィスもおしゃれ。福利厚生も中小企業としてはなかなかのものだと思っています。
これが当たり前となってしまった今、
新人にとっては当時の苦労やブラックさはイメージできないみたいです。
当時の写真とかあればいいのですが、働いている写真残ってないんです。
写真を撮ろうという余裕なかったんでしょうね。

いつもは思い出さないけど、このイベントの時だけ、
その当時の景色やら匂いやらが浮かんできます。

毎日自転車で通っていたこと
はじめて問い合わせの電話がきた日のこと
現金が20万円を切った日のこと
肩こりがひどくていつも鼻血を出していたこと
はじめて預金残高が8桁になった日のこと
駅前のビルに歩いて引越しをした日のこと

記憶はいつも少しオレンジがかった、西日がやさしく感じる春の夕暮れ時。
必死に働いていた当時の自分が、愛おしく思える。
新人のためにやっていたこのイベントは
僕にとっても大切なイベントだった。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
17年前の僕が問いかける
「必死に、がむしゃらに働いてる?」
「お前、あの時、いっつもキレてたよね」
「余裕ないんだよ。今はどうなの?」
「少しはある。キレることも減った。でも、あの時みたいな必死さはないね。いいか悪いか、わからないけど・・・」
「27人の会社なんでしょ。今だに社長が必死だったら社員嫌がるでしょ。」
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