発破をかける

YouTubeで中学生のバスケ全国大会決勝を見た。
体もデカい。外からのシュートも入る。足も速い。
でもなんか物足りない。うまいんだけどね。
元気がないというか、エネルギーがないというかな。
淡々とプレーしていて、がむしゃらさが足りない。
中学生くらいだったら、うまさよりも、もっと感情的でいいんじゃないかなって思う。
僕らの中学生の時は、試合は半分喧嘩みたいなものでした。
威嚇したり、威圧したり、見えないところで叩いたり。
「舐められたら終わりだ!」っていう教育を受けてきましたから。
札幌ドームに野球を見に行った時のこと。
満塁でノーストライクスリーボールになった。
「おいおいー、何やってるんだよー」
って思ったんだけど、
周りからはパチパチパチパチーっと拍手が起こる。
「大丈夫だ!がんばれー」
という声援らしい。
野球で不甲斐ないプレーをしていると、熱烈なファンが野次っていたものでした。
今はそういう観客、いなくなっちゃったんでしょうかね?
元社会人監督にこのことを話してみたら、15年くらい前から野次を言わなくなったそうです。
選手同士も「ピッチャービビってる」とか
「サード、ザルだよ」とか言わなくなっちゃったみたい。

その影響からか選手の育成が難しいみたいで、
発破かけた方がいいタイプか?
優しく教える方がいいタイプか?
の見定めに苦労しているそうです。
これを間違えるとどうにもならなくなるんだとか。

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【発破(はっぱ)をかける】
気合をかけたり、励ましたり、
奮い立たせたりすること。
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僕はどっちのタイプかなーって考えてみたんですけど、
発破かけられないとがんばれないだろうし、
でも怒られてばっかりだと辛くなるし。
発破が2割、褒めるのが8割くらいが、
バランスがいいような気がします。
発破って期待の表れだと思うんですよね。
気をつけなきゃいけないのは発破のかけ方。
怒鳴っちゃダメだしね。
一番いいのは、笑いながら発破かける感じかな。
それはそれで怖いか。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
歳をとると発破をかけてもらえる機会がどんどん無くなります。
これが劣化の原因なのかもしれません。
そう考えると、発破をかけてもらえる環境って大事なんだと思う。
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