情熱ってなんだ?

25年ぶりに役者時代の友達と飲んだ。
今は映像作ったり、バーを経営したり、農業やったり、セラピストだったりと、
メインの仕事はいろいろだけど、芝居やモデルなどの活動は続けているみたいだった。
25年経っても変わらぬ情熱を持っている彼ら。羨ましく思う反面、俺はそこまで芝居が好きじゃなかったのかなって思ってしまった。
だって、会社始めてから一切芝居から離れてますから。
役者仲間からは、
よく20年も経営者やれてるねって驚かれた。
確かに役者の仲間からすれば経営者になるなんて想像できなかったと思う。
僕も役者やっていた時は会社やるなんて1ミリも思っていなかったし。
「なんで会社やることになったの?」
芝居を続けている彼らにとってはそっちの方が興味あるみたい。
ホントにたまたま誘ってもらったというのが理由で…
きっかけはそうなのだが、その前から兆しみたいなものはあって、
異業種交流会に参加たり、経営者の人と知り合いになり、よく飲んだりもしていた。
先に起業していた友達からは、
会社始めたら18時には上がれるし、出社も自由だしいいよって言われて憧れてもいた。
実際起業してみるとそんなことなく、夜遅くまで仕事してたし、最初の三年間は外とのつながりもほとんどなく、家と会社を自転車で往復する毎日。苦しかった。
役者になろうという情熱は経営者になろうという情熱よりも強かったと思う。
でも今僕は、会社経営にどっぷりハマっている。
なんで役者にはハマらなくて、経営者にはハマったんだろう…
情熱は英語でpassion。
passionの語源はラテン語やギリシア語のsuffering(苦しむ・被る)の語に由来するらしい。
「苦しむ・被る」→「強い感情にとらわれる」→「情熱」
というように意味がつながっているそう。
passionの動詞はpassive(受け身)
情熱は受け身であり、被るものであるらしい。
僕は経営者になるということに被られたわけだ。
役者には感染しなかった。
経営者には感染した。
この違いは、なにか?
人?環境?時代?
よくわからないけど、一歩踏み出したらよりディープに関わる機会が多かったのは確かだ。
“50代はなんかしら人前に立つことがしたい“
25年ぶりにあった仲間の姿を見てそう思った。
40代は強い組織を作ることに注力してきた。
だからセミナーとかYouTubeとかやらずに、ずっと潜ってきたという感覚がある。
「そろそろ外に出ていきたい。」
そう言ってみたら、笑われた。
「まじで?いまさらまたやりたいの?」
「んー、役者がやりたいってわけじゃないんだけど、
人前に出るようなこと、やりたいんだよねー。」
こんなことを言ったって何が変わるわけでもない。
誰かが引き上げてくれるわけでもない。
でもね、自分の心の内を発信していくことも被ることにつながると思うのだ。
「感染しにいこうじゃないか!」
多分苦しいし、メンタルきついし、大変だろうけど、
そんな気分にさせられた。
いつまでもキラキラした自分でいたいじゃないですか。
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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
参加したメンバーの一人から
「若手イケメン経営者を集めて、好きなことを仕事にするっていうチャンネルを作ろう」
って話がでた。
どうなるかわからないけどね。
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