これからの時代のビジネスのカタチ

『Fish Ranker』という釣果アプリって知ってますか?
自分が釣った魚を管理したり共有したりするアプリ。
たまにしか釣りをしない自分でも、
釣った魚は写真で保存しておきたいと思うし、みんなに見てもらいたいと思う。
釣りって自己顕示欲をくすぐるレジャーですよね。

これを開発しているのはSIIG(シーグ)株式会社という新潟県佐渡市にあるベンチャー企業。
『Fish Ranker』の開発だけでなく、イベントの開催も行い、釣好きの人はもちろん、観客をも巻き込んで釣りを楽しむことを追求したビジネスを展開している。
一見すると普通のレジャーアプリのように思えますが、このアプリの開発秘話を聞いて驚きました。

実は、日本の漁獲高は1985年ごろをピークに4分の1くらいまでに減少しているそうです。
理由は乱獲によるもので、日本だけが一人負け状態。
--------------------------------------------------
■乱獲のつけ:日本だけが漁獲量減らす
(ニッポンドットコムより)
--------------------------------------------------

漁獲量が減っていることで漁業をやる人も減ってしまっている。
そうなると海の情報が減ってしまうそうです。
なぜなら、海のデータって漁業に関する人から集めていることが多いからだそうです。

「日本の漁業をなんとかしたい!」
佐渡島出身の谷川社長が、子供の頃から好きだった釣りをネタに考え出したのが『Fish Ranker』というアプリだったのです。
このアプリの仕組みはというと、
釣った魚のデータ(種類、場所、気温、水温、餌、道具など)を記録できる
それらのデータの一部を水産省に情報提供
この情報を元に国が漁業を管理できる
釣り人を楽しませれば楽しませるほど、日本の漁業を守る仕組みになっている。
よくWINWINとか言いますが、実際は犠牲が前提に成り立っていることが多い。
でもこれは違う。
釣り人も、国も、運営会社も、みんなが喜ぶスキーム。
誰も犠牲にしないモデル。
本当の意味でのSDGsなのだ。

僕もこういうビジネスやりたいなって思う。
今はスポーツ、特にゴルフに関わるビジネスができないか模索中。
ITを活用して、アスリートもファンも運営会社も、みんなが喜ぶようなスキームが作れたら楽しいだろうなって思う。

今後はこういったカタチのビジネスが基本になっていくんだろう。
これまでとはビジネスの作り方が違うから、頭が追いついていっていないけど…。
今やれることは、こういうビジネススキームをたくさん勉強して、触れて、考え続けていくこと。そして、頭と心とお金の準備をしておく。
経験上、チャンスは突然やってくるから。
--------------------------------------------------------------------------
今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
調べてみるとこのSIIGって会社、元々はWeb制作会社。
ウチと同じじゃん!
20年くらいかけて何やってたんだよ!って思っちゃった…
--------------------------------------------------------------------------
++++++++++++++++++++++++

+ このブログは毎週水曜日9時の
+ メルマガにて配信しております。
+ ご希望の方はこちらよりご登録ください。
+ ■週刊秋葉塾「昨日より少しマシな自分」

++++++++++++++++++++++++
カテゴリー
BLOG
月一名作会
新卒採用
おしらせ
アーカイブ
  • 2024年4月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

pagetop