効率化のその先

楽天イーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」では、
2019年シーズンから完全キャッシュレスを始めたそうです。
思い切った決断ですね。
導入にあたっては、キャッシュレス決済方法を多数用意し、
Edyチャージャー(現金を入れる機械)も24台から100台に増やして対応したそうです。
「やっぱり現金がいい」という声もあったようですが、
思ったよりも混乱なく運営できているとのことでした。
日本橋馬喰町には現金お断りのレストラン
「GATHERING TABLE PANTRY」も登場しています。
こちらのレストラン、キャッシュレスにしたことの一番のメリットは、
店員がお金を扱うストレスから解放されたことだそうです。
僕も飲食店で働いていたのでよくわかります。
現金を合わせるのがストレスなんですよね。
ここのレストランの凄いところは、
キャッシュレスにより効率化したにも関わらず、
人を減らさなかったところです。
人的リソースが増えた分
・入り口のドアを開けること
・見送りすること
・お客様との会話の時間
といったお客様との関係性づくりに時間を使っていったそうです。
この考え方はとても正しいと思います。
ITを使って効率化やコストダウンができたら、
空いた人材をつかって競争力を高められることを実践すること。
コストダウンだけを考えてITを導入すると必ず失敗してしまいます。
とはいえ、IT導入が遅れている中小企業が多いのも事実です。
そういう企業は、まずIT化を進めることが大切です。
そうしないと競争力を高めることに人的リソースを投下できなくなります。
これを愚直に実践しているのが「株式会社ゼンリン」という企業なんじゃないでしょうか?
ゼンリンは、地図情報の調査・制作・販売を行なっている企業です。
今年の3月にGoogleとの契約解除になり、Google MAPが使いづらくなったという経験をされた方も多いですよね。
ゼンリンの地図データは、1,000人の調査委員の足で稼いだ血と汗でできたデータ。
しかも、毎年130億円かけて地図データをアップデートしているそうです。
圧倒的競争力ですね。
ゼンリンのスタンスは企業として真似るべきだなと思います。
ITによる効率化とアナログへのリソース投下です。
「いつでも競争力はアナログな部分にある」
僕はそう思っています。

今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
そういえば、最近野球観戦行ってないなぁ~
久しぶりに行きたい!
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