中学受験シーズン到来

ついに2022年度の中学受験がはじまりましたね。
ちょうど一年前、僕も息子の中学受験に挑戦していました。
僕も初めての中学受験でしたからかなり切羽詰まっていたと記憶しています。
実力以上の学校を志望し、英語と共学にこだわりました。
今思うと完全に高望み。でもチャンスはあると思っていました。
息子は相当プレッシャーだったと思います。
受験当日。
「ここまで頑張ってやってきて、過去問も合格ライン近くまで来ているから大丈夫。あとは楽しんでやろう!」
と伝えましたが、楽しめるわけありません。なんせギリギリなんですから。
無言で試験会場につき、
「頑張ってこいよ!」という声に振り返りもせず校舎に入っていった息子。
午前の試験が終わり、一緒に昼食をとりました。
手応えはイマイチだった様子。
午後も試験があるので、食事は軽めに済ませ、時間まで復習をしました。
隣でランチをしている親子。おそらく同じ学校を受けたのでしょう(そのエリアは他に中学校ないので)。
ランチを食べたあと、娘さんはデザートをペロリ。お母さんはワインをおかわり。
受験に向かう姿勢が全然違う。人それぞれなんだなと思いました。
夕方。合格発表を見に行きました。
残念ながら息子の番号はありませんでした。
かける言葉も見つからず・・・
周りでは「あった!」といって校舎の中に入って手続きする親子を外から眺めることしかできない。
あの日の、寒く、暗い校舎の前でみた景色は、今でも鮮明に覚えています。
お友達の中にはどこにも合格できずに地元の中学に通っている子もいます。
うちの場合、運良く1勝できましたから、そうなったご家族の気持ちはわかりません。
今、穏やかに過ごしていることを願います。
今息子は、男子校に通い、苦手な英語に四苦八苦しています。
ただ、学校は楽しいらしく、嫌だとも言わず(めっちゃ楽しいとも言いませんが)、毎日朝早起きして、お弁当持って、休まず通っています。
親としてはこれが一番うれしいですね。
第一志望には合格できませんでした。
その時はとても残念に思い、引きずりもしましたが、今思えばそれでよかったんだなと思います。
もしまぐれで入っていたら、そうとう苦労していたはずです。
間違いなく「キセキ君」と呼ばれていたことでしょう。
息子の学校は高校生になると学力順にクラス分けされるようです。
1クラス目(選抜クラス)に入れれば推薦とか有利になるよといったからか、
頑張って40番目以内に入ることを目指しているようです。
2学期期末試験はなんと13番でした。
受験をやってよかったことは、コツコツやれるようになったことです。
受験勉強を通して一番教えたかったことが教えられたと思います。
コツコツは人生をより良くするための秘技ですから。
現在受験真っ只中の親御さんは気が気でないでしょう。
第一志望に不合格になったら、子供の人生が狂ってしまうんじゃないかと考えてしまうと思います。
でも、そんなことはありません。
2月1日、僕はこのメルマガを書いているのですが、隣の部屋で息子は昼間っから友達とゲームしています。中学受験期間中は先生方もそっちで忙しいから自宅学習になるみたいです。一年前には想像できないくらい息子は穏やかな日々を過ごしています。
反抗期真っ只中の息子。
受験勉強で厳しくしたからかなーなんて思っていたのですが、どうもそういうことじゃないみたいです。
もし中学受験を経ていなければ、
「ちゃんとあいさつしろ!返事しろ!」
って怒っていたかもしれません。
でも今は、そういう時期か、ちょっと待ってやろうって思えるようになりました。
中学受験で成長したのは子供だけではないんですね。

中学受験に真剣に取り組んでいる保護者の皆さまへ

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今週も週刊秋葉塾をお読みいただきましてありがとうございました。
2年後、今度は娘が受験をします。
もう去年のように切羽詰まった感じにはならないかな、たぶん。
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