愛なしモデル

“自分は誰の一番でもない“
気になっていることを13枚のラベルに書き出すワークを行っていた際に出てきた1つ。
これは「自分は誰にも愛されていない」という認識から生まれた言葉でした。そんなことはない!って頭では拒否するのですが、心が叫んでいる。
なんでこんなことラベルに書いてしまったんだろうか・・・
心に耳を傾けてみると、母に抱きしめてもらえなかった記憶がよみがえってきた。
僕には2つ上の兄がいて、彼は体が弱くて、食べたらいつも吐いていた。母の意識は兄の方に向いていたんだと思う。
兄が小学生に入る頃には虚弱体質も改善され、いよいよ思いっきり甘えられるタイミングという時に弟が生まれた。こうして僕は、母を独占するタイミングを逃してしまったのだ。
『ザ・メンタルモデル』(由佐美加子・天外伺朗)にはこう書いてあります。
「不本意な現実」は自らの心の奥底に秘められた一種の歪みが原因である
「不本意な現実」を引き寄せているのは「怖れと不安」。本当はこうしたい。でも怖いから別の方法をとってしまう。その結果、不本意な現実になってしまっている。
「怖れと不安」によって分離の状態にある心を統合していくことで、「怖れ」で動かされていた人生から、「愛」の人生へと変容していくといいます。
著者は、この分離した状態を4つのメンタルモデルに分けました。
・価値なしモデル
・愛なしモデル
・ひとりぼっちモデル
・欠陥欠損モデル
最初、僕は「ひとりぼっちモデル」でした。
それが少しずつ統合が進んでいき、潜在意識で人とつながっているという感覚を得られるようになった。そしたらもう一つの欠陥である「愛なしモデル」が顔を出したのだ。
著者曰く、直そうと思うんじゃなくて気づくことが大事であると。
僕はいつも「僕のこと好き?」というストロークでコミュニケーションをとっていた。これは母親の愛情がこっちに向いているかをいつも探っていた時にできた癖だった。
「愛なしモデル」の解決方法は、「無条件の自己愛」から始めなければいけないという。
誰かに愛してもらおうとするのではなく、自分自身を愛することで「怖れと不安」がなくなっていくのだ。
分離から統合に至るために最適なのは、スートラ(祈りの言葉)を108回唱えることだそう。
「愛なしモデル」の場合のスートラは
1、私は、自分自身がかけがえのない存在であることを自覚し、いとおしく思います。
2、私は、ありのままの自分で、無条件に愛し、愛されている存在です。
これがセルフセラピーになる。
「怖れと不安」からの回避行動は、自分の可能性を消してしまっている。
これを植え付けてしまったのは自分。これを引っこ抜くのも自分です。
「私の人生、こんなんじゃなかった・・・」
そう思うところがあるのなら、この本を読んでみるといいでしょう。
巻末にチェックリストもついているから、自分のメンタルモデルはすぐ見つけられると思いますよ。
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今週も「週刊秋葉塾」を読んでいただき、ありがとうございます。
スートラは自分で考えて唱えるのが一番効果的だそうです。
僕が言われて一番嬉しいスートラは「かわいい」でした。
なんだか、恥ずかしい・・・
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