<第二話>当社の黒歴史と白い今

今から5年前の当社は、中途採用の社員が大半を占めていました。
これはこれで良かったのですが、
前回のブログでも書いた通り、
トータルで8名の新卒者を抱えることになった当社の環境は大きく変わっていきます。
今思うと、中途社員にとって新卒社員の成長力は脅威だったのだと思います。
新人の加入で、会社の雰囲気も少数精鋭からチームで仕事をするスタンスに変わっていきました。
いい感じで相乗効果が生まれればよかったのですが、
結果は今まで頑張ってくれていた古参の社員たちがどんどん離脱してくことになります。
多い年は、社員の三分の一が入れ替わるという緊急事態になりました。
これには私自身、本当にまいりました。
中堅社員がいなくなったことで当社は完全に空洞化していきます。
この時は、新卒採用だけでなく、第二新卒や未経験のアルバイトの人も多く採用していましたから、
30名弱のスタッフのうち、2年目以内の社員が50%という状況になっていました。
経験者が少ない組織はミスも多く出ます。
お客様にご迷惑をかけたのもこの時期でした。
しかし、悪いことばかりではありません。
このことをきっかけに、私自身、社員との距離を縮めていきました。
社員との飲み会やランチ会を開始したのもこの時期です。
また、古参社員がいなくなる不安な中でも、やる気のある人が多かったのも救いでした。
少し年功序列的な風土があった当社ですが、
このあたりから、若手でもやる気のある人を抜擢するようになりました。
アルバイトから社員への登用も行いましたし、
正社員になって3か月でリーダーを任せた人もいます。
こういう時に大切なことは、直感とノリですね。
大変な状況でも、みんな元気でノリが良かった。
若さというのは会社にとってのエネルギーです。
新卒採用を始めてから5年が経ちますが、
現在は若手を中心とした組織づくりが進んでいます。
以前よりも、上司にもどんどん提案できるし、自分の意見が通りやすい風土になりました。
やる気のある人がどんどん輝く組織へ。
私が作りたかった会社は、そんな会社です。
中小のベンチャー企業ですから、やらなければいけないことは多い。
初めてやることも多く、残業することになることもあります。
しかし、それ以上に達成感や充実感を得られる環境。
若い時だからこそ、大変なことにチャレンジし、
しかもそれを楽しめる仲間と環境が整っているところ。
そんな場所が当社であると、私は思います。

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